1998年12月16日リリースのマキシ・シングル。(1,500円)
ジャパニーズデジタルロックの先駆者。三年半ぶりに始動。二十一世紀ジャパニーズロック伝説はここから始まる。
企画 : AOYAMA KOUBOU LTD.
発売元 : MELDAC CORPORATION
販売元 : NIPPON CROWN Co.Ltd
収録曲
- SCRΣAM
- AN1MAL DRIVΣ X-PRΣSS
- SLOWLY
- SK1N
クレジット
brAin driVe is HAYATO MIZUTA
produced by HAYATO MIZUTA
words, music HAYATO brain
arrange HAYATO brain
MASAYA SUZUKI (TRACK4)
sound adviser MASAYA SUZUKI
synthesizer programer MASAYA SUZUKI
executive producer KAZUHIRO URABE (BEBE PLANNING INC.)
YOSHIKO KASHIMURA (LEC CORPORATION)
JUNPEI TACHIKAWA (star ship)
directed by T "SPIKE"
recorded by SAYURI TAGUCHI (cubeinc.)
assistant engineer SYUHEI KANEKO (cubeinc.)
mixed by JUNICHI YAMAZAKI (Mixer's Crew)
assistant engineer KEIKO ISHIGE (Little Bach)
mastered by MR. AN
coordination KAORI MARUTA (cubeinc.)
production desk YOKO KAJI (BEBE PLANNING INC.)
special thanks to TAKASHI IIOKA guest guitar
MASANAO FUJII (Little Bach)
HIROMI SHIBUUTA (Mixer's Crew)
YUMI'X ISHIDA mark design
YUTAKA NEDU (KYODO TOKYO)
HIROYUKI TAKEDA (IINOHIROO STUDIO)
MAKI OZEKI (IINOHIROO STUDIO)
recorded at STUDIO Q
mixed at Little Bach
photographer MARI NAKAYAMA
art design HAYATO brain
KIYOTAKA YOSHIMATSU (ADM)
photo at IINO HIROO STUDIO
解説
ロッキングオン・ジャパン編集部 古河晋氏
12月16日発売のマキシ・シングル「X・T・C・D」でブレイン・ドライブが復活する。ただし、水田逸人のソロ・ユニットとして。知らない人のために説明しておくと、ブレイン・ドライブは元々、水田逸人と表野雅信の二人組で92年、10月にアルバム「完全脅威」でデビューした打ち込み主体のユニットだった。当時はエレクトロニクスを使うグループは非常に多かったのだが、「小人数で演奏できる」「部屋で楽曲を完成させることが出来る」といった消極的な理由からスタートしているバンドも少なからずいたように思う。それが理由かはわからないが、内向的でリリカルなバンドが多かったことは確かだ。そんな中、エレクトリック・ボディ・ミュージックの若き雄として登場した彼らは、エレキギター片手に肉体的な快感に晋邁進する様がとにかく新鮮だった。しかし、ソフトバレエは肉体の快感と同時に、宗教的なくらいインナーな精神性も鳴らしていたように思う。一方、ブレイン・ドライブは一貫して野生だけを吠えるように鳴らす貴重なバンドとして、シーンに存在していた。しかし、傑作セカンド・アルバム「higher」を発表した約1年後の94年11月に早くも解散。程なくして水田逸人がソロ・アルバムを1枚発表するものの、その後、全くシーンで彼らの名前を聞くことはなくなってしまった。
要は、これはブレイン・ドライブとしては、正式な解散から4年ぶりの復活を告げる作品なのである。今のシーンは、テクノ、ニューウェーブの冬の時代を乗り越え、エレクトロニクスでロック衝動を鳴らすアーチストが多数活躍する、ブレイン・ドライブにとっては好状況と言えるステージを迎えている。今、ブレイン・ドライブが再び始動することは必然的なことなのである。今回のマキシに納められた4曲は、それぞれブレイン・ドライブの別の側面を描き出していて、まるで、眠っていた能力を一つ一つ解凍していく作業を見るかのようだ。個人的には、ちょっとダークでスピード感に溢れた"SCREAM"が一番好きだ。二人のユニットが水田逸人一人になり、やや歌に繊細さが加わったような気もするが、基本的にブレイン・ドライブの魅力は何ら変わっていない。99年にリリースされるであろうニュー・アルバムが切り開くエレクトリック・ミュージック新章に期待が高まる。

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